気合と根性ブログ

結婚して11年後にやっと息子に出会えた格闘技大好き一級建築士

35歳での転職について

最近寒さが急に増してきましたね。どちらかというと、日常生活を半袖で過ごすことが快適であるという思いから夏のほうが好きなのですが、あまり冬も嫌いではないという性格であります。

今からさかのぼること約7年半前ですが、私の人生でなかなか大きなイベントがありました。それは何かというと転職です。

 

私はある建設会社の現場管理者という職業に22歳から13年間携わっていました。いわゆる現場監督というやつです。就職した当時は就職氷河期であり、まあまあ大手の企業にありつけただけでもありがたいという思いで前会社に入社をしたのですが、監督というのは名ばかりの過酷な現実が待っておりました。

大学時代も建設作業員のようなアルバイトをしていたことから、職人さんたちとワイワイしながら建物を建てていくのは面白そうだ、という短絡的な考え方で就職先を探してしまったことがそもそも間違いでした。気づいた時には、時すでに遅しで、毎日朝5時から午後10時ぐらいまでを現場事務所に毎日泊まり込みで過ごして寿命をすり減らすという日々を過ごしていました。

就職してからの3年間は関東で過ごし、その後は地元の支店に配属となり、しかしながら相変わらずハードな監督業をこなしていました。その頃はなぜ建築を目指したのか考える暇もないくらい忙しく、人生において、本当に自分は何がしたいのかわからないまま日々がバタバタと過ぎて行っておりました。今考えるともったいないアラサー時代だったかなあと思っています(建設現場の段取り業ばかりをこなしているおかげで、建築技術者としての知識もほとんど蓄積されていなかったと思います)。

 

そんな中33歳のある日、見るに見かねた妻から一枚の紙を渡されました。それはある団体の中途採用に関する募集要項でした。私はその当時、転職という言葉を何度も口にはしておりましたが、実際には辞める勇気がないというか仕事を本気で変えようという思いは全くなく、「ふーん、そうねえ、考えないといけないかなあ」などとのらりくらりと反応をしておりました。人生を無駄にしているという感覚が不足していたのだと思います。

その募集要項を見て数日後、とんでもない噂の建設現場に配属されることになりました。その現場で、私は前職を辞めようという決断をするに至るのです。

 

長くなりそうですので、また次回に。