気合と根性ブログ

結婚して11年後にやっと息子に出会えた格闘技大好き一級建築士

住宅を建てるなら見てほしいテレビ番組

渡辺篤史の建もの探訪いう番組がBS朝日で放送されているのをご存知ですか?地上波でも放送しているのかもしれませんが、個人住宅を紹介する番組です。

家主の仕事、年齢、家族構成がわかり敷地の詳細や位置もわかりやすく、平面プランやときには坪単価まで教えてもらえて、家を建てるつもりの人にとっては非常に参考になる番組です。

 ただし、センスは良くてもそれなりに単価の高い建築資材や製品を使用しているため、富裕層でなければ手を出せないような物件もありますのでご注意下さい。

 今週の物件も面白い形でしたね。鉄筋コンクリートの上に木造の平屋を2棟もってくるという、建築家ご夫妻ならではの住宅。自宅のデザインも集客営業の一貫なんでしょう。

 1階リビングを30センチメートル庭より下げることで庭と目線が近くなるように配慮している点は、庭の賑やかさからリビングが気持ちの良い空間となるだろうなと想像はつきますが、外壁の防水的な面で考えるとなかなかやりづらい手法でした。

 この番組で私が1番参考にして頂きたいと思っているのは、詳細な工夫です。先程外回りの地盤高さよりも家の床高さを下げるとありましたが、なかなか口で言っても図面を見ても現実にどうなるのか見えてこないですよね。そういった部分をこの番組を見ているとカメラで住人目線で撮影してくれるので想像がつきやすくなるのです。設計をするのに想像がつくのとつかないのでは出来上がりが全然ちがいますからね。建物建てたらこんなはずではなかったとはよく聞く言葉です。 

今週の放送で私がポイントと感じたところは

  1. 窓の位置や目線のずらし方
  2. 洗面所の作り方
  3. 庭と建物とのつながり方

が参考になると思いました。

是非とも1度見られてくださいね。