気合と根性ブログ

結婚して11年後にやっと息子に出会えた格闘技大好き一級建築士

1級建築士製図試験の必需品

 お久しぶりの投稿です。前回からだいぶ空いてしまったのですが、また1級建築士製図試験の学校がスタートを切ったぐらいのところなので書いてみようと思いました。

 

 私が受けた3度の製図試験の中で、3度目にしてやっとしっくりきたという合格ポイントがあり、このポイントにかなり救われたところがあります。それは製図用具、中でもシャープペンシルです

 

 製図初受験の1度目のときは、資格学校の言いなりに製図用具を買い揃え、あれよあれよという間に終わってしまい、2度目のときは余裕持って、周りの人が何を使っているのか気にしながら、しかし製図の勉強に集中するあまりに、用具のアップデートも出来ぬまま、途中からは製図用具は関係ないと思い込み、結果は不合格をしてしまいました。

 

 そして3度目の受験時にたどり着いたのが、「エスキスとチェックの時間確保のために作図時間を大幅に削らないといけない」というところでした。そのためには、いかに作図に無駄なく、そしてストレスなく望めるかという作戦を考え、あらゆる製図用のシャープペンシルを試してみました。そして、

  1. 重さ
  2. 書き心地
  3. 値段

というところにポイントをしぼり、ベストのシャープペンシルがわかりました。

上記の3点で最も優れていたのがグラフギア500でした。そして、図面の見栄えも良くするために、芯の太さも躯体用0.9㎜、仕上げ用0.7㎜、家具と文字用0.5㎜の3種類を使用することにたどり着きました。

 これにより、格段のスピードアップ見栄えの良い図面を描くことが出来るようになり、2時間少々で図面を仕上げることが出来るようになりました。(本当は2時間切りたかったが···)

 製図試験は時間配分が非常に重要です。私は本試験のときは作図に2時間45分もかかりましたが、本番の緊張と合格したいがための丁寧さを考慮すると演習時よりも本試験が時間かかるのは当たり前です。

 このブログが少しでも参考になるのであれば、まだまだ合格のポイントになったところを上げていこうと思います。少しでも、みなさんの製図試験の力になれたら幸いです。

 

 

一級建築士合格発表直前

いよいよ一級建築士製図試験の合格発表が来週26日に迫ってきましたね。長かったようでもう来てしまったという様々な思いでしょうか。受験をされた方はみなさん間違いなくドキドキされているのではないでしょうか。

 私も学科を合格した製図試験初年度は、製図の復元も行わず(全く自信がなく)、資格学校が作成した合格参考の図面を見て全然違うことをしてしまっていて…それでも万が一という思いを抱いてランク3という結果だったことを覚えております。

 2年目は試験結果にまぁまぁな自信はあったものの、一発アウトはないにしてもこれは痛いミスというのをやらかしており、それでもまた万が一合格しているかもという期待を抱いて結果ランク2という悔しさを味わいました。

 

毎年そうでしたが(合格した年も)今頃になるとTwitterとかを見てあのミスなら大丈夫だろうか、みんな同じミスしてると減点が小さいかななどと自分を正当化しようとアタフタしていましたね。

見たことで余計心配になるのが9割でした(笑)

それでも調べたくなる、よくわかります。

 

 無責任にみなさん大丈夫合格していますよ、とは言えませんが、今のこの時期はまず自分のやったことは正しかったんだと答案に対する自信をもって、試験以外のことに極力集中しましょう。

 合格発表後はまた少しづつブログの更新をしていきたいなと思っています。来週月曜日に皆様に良い結果がもたらされることを期待しまして今回のブログは終わります。ありがとうございました。

 

一級建築士が自宅を建ててみた〜建てたら終わりじゃない(監理て何?)

 今日は自宅を建てる際にふと思ったことなんですが、住宅メーカーに限らず建物を建てるとき、設計士がいつもいつも現場の状況を見てくれるわけではないんですよね、ということを書いてみたいと思います。

 なぜそんなことを言うのかというと、設計した図面の通りにできているかどうかというのは、現場監督に任せず設計監理者が見ないといけないのですが、住宅メーカー等によっては現場に丸投げで最終検査だけ設計士が見に来たりするずさんな体制を耳にすることが多々あるからです。

 本来建築の知識がなければ、住宅メーカー等に何もかもお願いしなければならないところですが、私は邪魔かもしれませんがいちいち現場を見させて頂いて、いちいち指摘し、それに対するメーカー回答&是正ということをさせてもらいました。信頼していても、やはりベテラン職人さんでも間違うことはありますし、大金を使うわけですから細部まで確実に見ておき品質を確保しておきたいと思ったからであります。

 「品質」て大事なんですよね。どこが重要かというと、施工中に見えなくなる部分が一番重要なんです。例えば鉄筋コンクリート部の鉄筋の配筋状況であったり、外壁サイディングの留め付け方や内装材のビスピッチ、断熱の状況など、後々見えなくなる部分だと新築した当初は不具合に気付かず、数年後に不具合として表に出てくるからなんです。そうなると、住宅メーカーとトラブルにもなります。そんな数年後に嫌な話を設計や施工側としたくないですよね。

 それでも現実は現場に丸投げに近い方が多いと思います。そこで、重要なのが施主は知っているぞと分からせる、現場を引き締めさせることです。図書館等で、「建物不具合とその対策」のような本が必ずあると思いますのでその知識をサラッと頭に入れておき、何食わぬ顔で新築現場に顔を出して、後は住宅メーカー等へ現場チラッと見たけどこれって大丈夫ですよねと匂わせることです。これがあるとないでは、現場施工側の現場に対する見方も大きく変わると思います。

 とはいいつつ、現場はまだ施主のものではないことだけは理解しといてください。あくまで施主に引き渡しを受けるまでは施工側のものです。勝手に現場の中に入るという行為はアウトですので、私が先程言ったことは施工側に許可を取る必要がありますのでご注意を。

 大切なお家、ひと手間かけるだけで大きく住みやすさが変わってきますので、少し頑張ってみてはいかがでしょうか。

住宅を建てるなら見てほしいテレビ番組

渡辺篤史の建もの探訪いう番組がBS朝日で放送されているのをご存知ですか?地上波でも放送しているのかもしれませんが、個人住宅を紹介する番組です。

家主の仕事、年齢、家族構成がわかり敷地の詳細や位置もわかりやすく、平面プランやときには坪単価まで教えてもらえて、家を建てるつもりの人にとっては非常に参考になる番組です。

 ただし、センスは良くてもそれなりに単価の高い建築資材や製品を使用しているため、富裕層でなければ手を出せないような物件もありますのでご注意下さい。

 今週の物件も面白い形でしたね。鉄筋コンクリートの上に木造の平屋を2棟もってくるという、建築家ご夫妻ならではの住宅。自宅のデザインも集客営業の一貫なんでしょう。

 1階リビングを30センチメートル庭より下げることで庭と目線が近くなるように配慮している点は、庭の賑やかさからリビングが気持ちの良い空間となるだろうなと想像はつきますが、外壁の防水的な面で考えるとなかなかやりづらい手法でした。

 この番組で私が1番参考にして頂きたいと思っているのは、詳細な工夫です。先程外回りの地盤高さよりも家の床高さを下げるとありましたが、なかなか口で言っても図面を見ても現実にどうなるのか見えてこないですよね。そういった部分をこの番組を見ているとカメラで住人目線で撮影してくれるので想像がつきやすくなるのです。設計をするのに想像がつくのとつかないのでは出来上がりが全然ちがいますからね。建物建てたらこんなはずではなかったとはよく聞く言葉です。 

今週の放送で私がポイントと感じたところは

  1. 窓の位置や目線のずらし方
  2. 洗面所の作り方
  3. 庭と建物とのつながり方

が参考になると思いました。

是非とも1度見られてくださいね。

上司のマネジメントとは

私は、1年半前ぐらいから仕事で昇格し部下をつける立場となりました。

上司となればプレイヤー時代と違い、様々な対外的要因に対応しつつ部下に仕事を的確に指示しながら私の直上の上司へ報告・・・とかと考えていたのですが、上司になる際にある本を見て「上司」「部下」という考え方がまるっきり変わったことを覚えています。

その本は「部下を育ててはいけない」という名前でした。なかなかインパクトある題名で田端信太郎さんという方が書いた本なのですが、非常に面白くて購入して今まで何度も読み返しています。大好きな愛読書の中に7つの習慣という本があるのですが、うまくリンクするところがあるというか、まぁ荒々しく実践編に移すとこうなるのかな、と思うところがあって重宝させてもらっています。

その本の中でリーダーは人を動かすのではなく人が動き出すようにマネジメントしろ、というところがあります。自分がプレイヤーの頃は自分の思い、はたまたもっと上の上司の思いをぶつけてこられて、それをやりこなすというのが組織スタイルであったため、この部分については考えの基本が単純ですが非常におもしろく、大きな改善点だと思いそこについてよくよく上司像を考えました。

これについては今でも3割くらいしか実践できずに部下にも面白くない思いをさせているときがあるかもしれません。しかし、私のマネジメントしているグループについては、別の課からも評判が良いようで、また部下もクリエイティブな仕事が出来て仕事が面白いと言ってもらえることから実践してみて良かったなぁとつくづく最近は思っております。

本の中には極端な部分もあり、読み手の取捨選択は必要かと思います。しかしながら、日本古来の古い体質を未だに持ち合わせている組織については、どんどん積極的に新たな風土を変えていかなければ旧体質な組織は新しい風に追いやられて行くのではないかと感じます。とはいいつつ本の中でも上司道という言葉が使われていたりして(なんか気合根性好きの私には心地よい)古さについても良き理解のある本だと思います。

 

とにかく上司としてまだまだ若手の方にも、これから上司になるであろう方にも是非とも読んで置いて損はないかと思います。是非とも一読を

 

 

地方創生

今日は仕事の話題です。

私は地方自治体の活性化に関する建築的な立場で発案・意見・実行を行う仕事をしております。設計〜監理という業務だけではなく、いま住んでいる住民をいかに都会へ流出させずに地域に留まらせ、あるいは新たな住民を招き入れることで、地方自治体としてどう存続していくかということをテーマに掲げ、様々なプランを地域の住民や自治体職員と共に考え実行しています。

 

文章ではこう書くものの、実際にプランを実行に移すというのは税金を使って行うことになるため、地域の住民の同意つまり議会を通過せねば出来ないことばかりです。

その中で一級建築士という資格を持っている私は、このテーマに参画している関係者が提案するものをどうやったら実現化できるのかというところを仕事フィールドとしています。

以前の職業と違い、図面にあるものをつくるのではなく、イチから様々な思いを図面化し実現していくことが非常にやりがいが大きく、無理難題ばかりではありますが常に楽しむという精神を心掛けて仕事をすることができています。

これも以前書かせていただきましたが、みんなでワイワイやりながら物事を行っていくことが性分に合っており(昔は地域の祭りとかに参加するのも大好きでした)性格にばっちりハマったなという感じです。

 

ただし、この「地方創生」というテーマはどこの地方自治体も抱えている最大のテーマであり、人口減少の一途をたどる日本にとっては急を要し、かつ、なかなか解決の糸口が見つからない行政へ大きくプレッシャーのかかるテーマでもあるのです。このまま、昔ながらの自治体運営を行っていては、どんどん衰退の一途を辿り自治体消滅という最悪の事態を招く可能性が大いにありえます。私も楽しくやっているだけでは済まされない、率先して真剣に取り組まないといけないテーマなのです。

 

と、偉そうに書きましたが、日本全国にいるであろう同じような仕事をしている方々の中ではまだまだぺーぺーなポジションの私。いろいろと地方創生について学んでいかねばならない立場ですので、日々精進し、仕事で携わる自治体をどんどん盛り上げさせて頂せるように頑張りたいと思います。

最後はなんだか自分を奮い立たせるためのブログになってしまいました。さあ、明日も今日より一歩でも前進できるように気合を入れて頑張りましょう!!

子供と地域のイベントへ行けることへの感謝

今日は気合と根性以外のお話かもしれません。

先日休みの日に地元の市役所で福祉のイベントを開催しており、子供の新たな体験をさせたいという思いと福祉に関する息子の勉強という意味も兼ねて市役所まで行ってみました。

実はコロナの影響で子供と一緒に地域イベントに参加をするというのは初めてだったので、親としてどういう振る舞いをするのかなどと考えながら若干は未知のゾーンに入る緊張と不安を抱きつついざ会場へ。

足を踏み入れると、子供はすぐあっち行きたいこっちが見たいと、さっと指差しで言ってくるもので、動物ふれあいコーナーや輪なげコーナーなど次々と行くことができました。

ヤギを撫でたりモルモットを膝に抱えてなでたり、輪投げをすると言うものだからさせてみると持ったまま棒にさしに行ったり(笑)積極的に会場を楽しむ姿に助けられました。バルーンアートをしてもらったのですが怖かったのか泣きだしたり、ゆるキャラに驚いて固まったりもしましたが、普段の生活ではできない体験をさせてもらいました。

いろいろとブースを回らせてもらいましたが、子供がいてくれるおかげで私一人では行きにくかったイベントにも遠慮なく行くことができ(私、極度の恥ずかしがり屋でして)様々なイベントスタッフの方から子供に対して声をかけていただき、親としてうれしくありがたい気持ちでジーンとしてしまいました。息子にありがとうという気持ちで会場をいろいろ回らせていただき、少し息子が疲れてきたところで会場をあとにしました。

親バカかもしれませんが、子供は居てくれるだけでうれしくなるような経験ばかりさせてもらえる(ときにはワガママで困らせてくれることも)感謝の気持ちで一杯です。10年妻が諦めずに頑張ってくれたおかげであり、そちらのほうにも感謝感謝で帰路につきました。