気合と根性ブログ

結婚して11年後にやっと息子に出会えた格闘技大好き一級建築士

知っておきたいマイホームメンテナンス

最近、仕事とは別にプライベートでの建築相談をよく受けます。やはり一級建築士を取得してから知り合いからの信頼も変わったのかな。とは言いつつ、プライベートなので全くお金にもならないのですが・・・

最近一番多い相談がマイホームの外壁の改修ですね。だいたいがサイディングの外壁のジョイントシール打ち替えと再塗装ですね。

その中で決まって多いのは、10年目以降は塗替えるべきか業者さんの見積もりは妥当かという相談です。

築10年以降の外壁の塗替えは、世間一般的にメーカーの品質保証期間を越えたりするため改修というパターンなんでしょうけれど、これは依頼主の家の現状を見ないと何とも言えないですよね。気候や周辺環境によって外壁劣化の状況は大きく違いますし、その条件によっては10年たっていなくても改修すべきということもあります。サイディングか吹付けなのか仕上げにもよりますね。

そんな現場の状況も鑑みずに、無理やり改修を勧めてくる業者は要注意ですね。もし改修をする方向の考えがあったとしても必ず複数の業者見積をとるべきです。そして難しいと思いますが建築に精通した第三者の見解をいれるべきでしょう。

ジョイントシールに関しても同じことが言えます。あるお宅の見積を見せて頂いた際に、けっこうな高額の見積で、なんと詳細も足場一式いくらとアバウトな金額で驚きました。不親切な見積ですよね。

また、あるお宅では住宅メーカーがどう見ても不良施工しているにもかかわらず、そんなの無視で当たり前にサイディング張替えの金額をオーナー様に提示しているという件もありました。

さすがにそれはないだろうと思い、そのメーカーの方とお話をさせてもらいましたが、我々のどこが悪いのだと言わんばかり。はたして、メーカーの看板に自ら傷をつけていることを理解しているのか・・・

というわけで、戸建住宅の改修は何でもそうですが

  • まず見積は複数とって比較をする。
  • 必ず親身になってくれる専門の方に相談する。

これだけは最低限押さえておくべきでしょう。当たり前か。そういう私も全ての工種において浅い知識しかありませんが。(一応マイホームも建てているのでそれなりには知っていますよ)

とにかく、戸建住宅の改修はお金もかかることなので慎重に納得いく形でされてくださいね!!